29.3.20

YELL BRAND


何年も放っていました。YELL BRANDを立ち上げ早一年です。何もしていなかった訳ではありませんよ。順番は逆になってしまいましたが、チューブ、ステムと販売に至ります。
ステムに関しては、あのファミリーステムを再販したいという願望から、FUNNY'S BIKE CUSTOM SERVICEオーナーである丸屋君にお声掛けさせて頂き、形となりました。日本は京都の工場様に無理を言って作って頂いております。現在チームライダー達が約半年間テストしております。カラーはBK(アルマイト)、RAW(ホワイトアルマイト)、POL(手磨き)の3色展開。簡易ではありますがWEB SHOP開設いたしました。既にプレオーダーを取らせて頂きましたので残り在庫わずかとなり、POLは完売となりました。BK、RAWのみごく僅かではありますが在庫あります。お問い合わせください。納期は4月末頃を予定しておりますが、多少のズレが起こってしまうかもしれません、予め御了承下さい。
WEB SHOPはこちら

2.2.17

For PEGY

現在東京のストリートシーンを世界へ発信し、その甲斐あって海外ライダーとのコネクションを多く持つ"ホリエグミ"の一員PEGY。
彼が最近SNSに嬉しい記事を書いていたので自分もここで久々のエントリー。
彼との出会いは彼がまだ10代の頃。当時の自分が悪いのか、あまり喋りかけて来てくれるタイプでは無かった物静かな髪の毛多い子。彼と2人きりで乗ったりはしていなかったが、セイハやマコツ、ロイなど若手と一緒に動く事もしばしばあった。僕とマコツが密に行動し、毎度の事ながら飲み明かしていた時期。トンネルは盛り上がった。
次第に彼が撮影能力や編集技術の高さ、イメージの交換がお互い容易に理解し合える仲になっていった。
当時から自分のスポンサーなど、受け入れてくれる所があれば彼を売り込んだつもりだった。ライディングはもちろんだが、容姿や映像技術、言語と言った自分には無い多くのプラス要素を彼は持っていたからだ。しかし、唯一同じスポンサーになれたのが今はもう日本では展開していないがQUINTINというアパレルブランドであった。QUINTINの短編CMシリーズは彼が撮影編集をしてくれていた。ライディングをメインに置いた編集から、イメージ先行のCM等幅広く展開してくれていた。自分の映像に関しては曲選びをしてからイメージを一緒に意見を出し合った。アパレルブランドという事で多くの人達にBMXが見てもらえるチャンスであったから。ライディングよりもイメージを先行し今までに中々無かったCMが出来上がり高い評価を多方面から頂いた。
そんな彼とはどーしてもチームライダーでありたかった。Aliveを立ち上げるにあたり、まず僕が声を掛けたのは彼だった。それは、自分の大好きだった当時の新宿というカルチャーを知り、共に行動してきてくれた事をこれからも語り継いで行ってくれるであろう人間だと思っていたから。代理店ライダーにならず、直接出会って物にしてこい!と思っていた彼がNYCのANIMALライダーになってくれた事や、海外メディアクルーやライダーとの交流等、第一線から離れた自分にも聞こえてくるのは嬉しい限り。彼には必ずそー言った時が来ると思っていた。
そんなPEGYが我々のファミリーとしてAliveIndustryのライダーである事を誇りに思っている。

17.3.16

Unknown

題名の通り未知。現在から未来に掛けては未知ばかり。
情報先行型の現代人にとっては物の価値よりもその物の情報の方が大切なのかもしれない。
我々はブランドを始めて今年で5年。まだまだ少ないがプロダクツも徐々に出してきている。正直な所バカ売れしている様子は伺えない。BMXブームの時に物を出していればあやかれたかもしれない。しかしそれでは私達の作る物がかわいそうである。もちろん売れなければブランド存続も危うい状態に陥るが、ブームの時期に出しては物の真価を見出す事が困難である。
良い物を製品化して世に出す。やり続けていればいつか良い物は認められる。はたして本当にそうだろうか。
世間を見渡すと逆なのではないかと考えられる。常に良い物が認められるとは限らない。自転車業界に限らずどんな業界でも本物を見分けられる人間はごく僅か一部の者だけではないだろうか。
大体の情報人間は単純な分かりやすい情報が無ければ理解できない。BMXで例えると、リアが短いから回りやすい、ハンドルが高いからクイックに飛べる、等。その上、情報人間に限って自分は分かってるフリをしたがる。あのフレームはリアが長いから乗り辛いだのBBの高さがどーとか。分かっても居ないのに御託を並べる。そういった情報人間達が購入して最高だとか太鼓判を押してるのは信憑性が薄い。物が良い悪いの前にそういう人間は情報を買って自己満足に浸っているだけの様に感じてしまう。
裏を返せば、ストリートと言えばこのブランド、このブランドはイケてる、などと言ったインターネットや雑誌、各メディアにそれらの情報が載って初めて、このブランドはカッコ良いとなる。コラボレーションなんかは良い例だ。
もちろん全員がそーな訳ではない。本当に分かってる人も居れば、何もわからずにただがむしゃらな人もいるだろう。
もう少し未知な部分が無くては面白味に欠いてしまうのではないだろうか。
未知の国へ旅立ってみたり、未知との遭遇がその人間の真価が問われる時なのである。失敗を恐れて下調べばかりする必要は全く無い。自分が知らない物や事が、どんなに流行っていたとしても、分からない、それは何?と言える強さを持って欲しい。


現代の日本に照準を定めると、ビジネスとはこーいう事なのである。商売をするにあたって、現実をわきまえて理想を追求する。やりたい事をするにはやりたくない事もしなければならない。

我々が出来ないビジネスである。


24.2.15

No More

 最近BMXリアルストリートシーンの事を考えていた。そんな時、昔カルチャーについて記事を書いたことを思い出し、ここに書いてみようと思う。あくまで個人的な考えなので気にしないで流して欲しい。
 今では東京の中心から少し離れた土地に身を置き、久しぶりに中心部に行くと、たった数ヶ月で変わってしまったお店や、町を行き交う人に目が行く。当然昔から変わらないのは、圧倒される人の多さ、向かって来る人とすれ違う時の眉間のシワ、ファッションの町だと思わせる空気、携帯見早歩行技術。寒いのも手伝ってか、以前は本当に邪魔なくらいいた自転車や信号待ちスタンディング人口も全く見かけない。
 時の流れに合わせて生きていく程大変な事はないだろう。洋服にしても、乗り物にしても、その時の流行りに合わせて買い足していかなければ、流行船から突き落とされてしまう。その中心にいなければ不安にもなり、また、中心にいれる自分にも酔ってしまうものでもあるだろう。流行とはそのようなものだろう。
 何年か前、自転車大ブームが到来した。ピストバイクが世に広まり、次第に道路交通法までも改正させるほどの威力にまでなった自転車流行。日本の流行ビジネスとは凄いものだ。サーフ業界やスケート業界、ファッション業界までもがその自転車ブームという油に火を注いだ。当然その効果で潤った業界や人、人目に付くことができた人も多いだろう。今後に繋がる大きなチャンスを掴んだ人もいるであろう。次第に「ノーブレーキ、問題無し」から、ピストが警察にマークされ始めBMXへと移り変わった人も多いだろう。ピストでトリックしている人は今ではどれくらい残っているのだろうか。
 昔から謳っていた「スポーツ」と「カルチャー」の違い。ここで二つの相違点等は話さないが、カルチャーなんてものは在って無いような空気のような言葉。流行等で形に出来るような事でもない。
 かつて、新宿=ノーブレーキ黒軍団、リアルストリートというイメージがあったが、今では壊滅的な印象を受けた。元々は夜中人が居ない時間帯少人数でこそこそと行動していた。無論BMXなど全然認知度も低かったから然程気にもされていなかっただろう。しかしながら、流行後では見方は変わってしまったのかもしれない。BMX=小さい自転車で、飛んだりくるくる、からBMX=小さい自転車で悪さしている、違法改造車等と一般人にまで言われがち。近所の交番とも良い関係が築けていたが、交通法改正に基づき、最悪な存在。スポット移動も押して歩く。既に自転車では無い。最前線の都心部の若手ライダーが自転車押していたら、それはカッコイイとは全く思えない。常に警察の目を気にしなければならない。これでは楽しい事もやりたくなくなる。もちろん昔から警察は気にしていたが、気に仕方が全然違う。流行りでカジッた人ならブレーキもなんの抵抗も無く付けれるであろうし、最終的にはBMXには乗らなければ良いとなる。しかし昔っからこのスタンスでやってきた人間には到底厳しい話。
 話は反れたが、流行りばかり追いかけるのは勝手だが、それにより動きづらくなった人間も居るということだ。BMXを持って待ち合わせすら警察に一声掛けられるような時代。悲しいがこれでは何十年経とうと、日本のリアルストリートカルチャーなんてものが語られる時はこないのであろう。

 日本は何でも手に入る。しかし、何も根付かない一面も常に隣接している。

 人がその流行りを作り出し、その流行りが人を苦しめていく。


25.5.14

Culture

自分の中でBMXはスポーツではない。遊び道具。当然スポーツと認識され、スケートパーク等で準備体操して爽やかな汗を流すといったライダーも多いし、その方が好印象だろう。少なからずそーいったシーンを目の当たりにしてBMXを始めたい!と思った人の方が多いのも事実だろうと思う。
しかしながら、自分的にはストリートカルチャーとは掛け離れている。むしろ地べたに座って酒を飲んでるだけもカルチャーでもなんでもない。そーいった、にわかなストリートカルチャーファンも多く伺える。自分は何なんだ?と言われてもわからない。普通にチャリンコ乗って、飲んでるだけ。ストリートカルチャーとも思っていない。うちらがやってきた事がカルチャーになるのは分かるが、自分ではカルチャーとも思っていない。他人から見られて、カルチャーってなっていくんだと思う。当然、良い家庭で良い子に育ってきた人達には理解出来ない行為なのだろうが、うちらにはごく自然な事だった。
あいつら愛想悪いし、夜な夜な地べたに座り込んで酒飲んで怖い感じだし、って思われるのは当たり前。だけどそれがカッコイイと思ってやってるのと、何とも思わずにやってるのでは話が違う。
そもそも非日常な刺激が感じられたからハマったわけで。流行りなんかでハマったのとはちと訳が違う。流行りからハマってちゃんと乗ってる人も居るけど、流行りと共に消えて行く人達も多い。かっこいいカルチャーなんてもんは自分らでは作れない。一般人から白い目で見られて、敵対されて、自然と『あーゆー奴らが多くて困る。』あーゆー奴ら。って事がカルチャーの始まりなんだと思う。社会的に見て誰もが堕落組と思われそうな奴ら。しっかり仕事もしてるけど、自分らの思う、楽しい事に本気になり過ぎて周りからの意見も聞けない位。警察の世話になっても辞めると思えない。認めてもらえるわけなんてない。そこの狭間でやり通してる、あーゆー奴ら。それがカルチャーってもんなのかな。

9.5.14

UNKNOWN

かなり久々にツアーという物に同行した。仲間内の旅的なものではなく、みっちりとスケジュール管理されたもの。
ツアー前一ヶ月近く乗れていなかったのもあるが、日のあるうちに全然撮影が出来なかった。当然海外ライダーが優先だけれども、はっきりいって全然想像力が沸かないのも事実。一週間も仕事を休むのも中々ないことなので、せっかくだからみんなとは別行動で夜な夜なストリートを回ってみた。僕にはこっちのがあってるのかななんて思ったり。当ても無くふらついて何か目に止まったら何が出来るか考えたり。街中にあるものって大体、スポットって言えばスポットだけど...的なものが多い。それをどー使うか。そんな事を考えながら廻りをキョロキョロする。用意されたスポットに行くよりも、フラフラひたすら漕ぐ。これがやっぱ楽しいなと再確認した、一週間だった。
でももちろん有名スポットでもやはり残せなきゃダメだなとも実感。もっともっと乗り込んで廻りに追いつかないと。

17.3.14

Communication

最近、twitterやFacebook、instagram等色々なsnsツールがある。海外や離れた地にいる友達。それらと簡単に会話や近況をupできたり便利なツール。
しかし、全く知らない人間もいる。どーゆぅ人かも分からない。
やはり実際に会って話して仲良くなった人達との繋がりには敵わない。新しい出会いはあるかもしれないが。
正直sns内のみでの友達やフォロー、フォロワー会ってもいない人との記憶は無いに等しい。すいません。そんな人たちとは、はじめましては、はじめまして。
やはり気になる人には直接コンタクト取ります。どーしても仲良くなりたいと思ったら、何回でも、返信なくても撃ち続けます。
そんな事を繰り返して、united bikeのDean HearnやT-1のJoh Richとは面識がある位までいけました。実際に会いに行きたいものです。
自分の意思を本当に伝えたい時、本当に大切なのは自分の意志。
bmxという道具を持ち、チャンスは幾らでもある。それをつかめるのは人と人の繋がり。
そして自分の意志を伝えられる人。そして目を見て話す、挨拶。最終的には直接会わなければいけないのです。いくらsns上で色々言っても、直接のメッセージじゃなければ、効果は半減。人と人。原点に戻ってくるのです。ツールはツール。何かを広めたい時に使えるツール。自分ではないのです。人は道具でもない。
もっと出会い、繋がりを大切に。きっと直接会って出来た繋がりはそぅ簡単には切れません。目を見て話す、簡単な事。